A CASE OF CA15-3 PRODUCING GASTRIC CANCER PRESENTED WITH AXILLARY LYMPH NODE METASTASIS

Autor: Akira Miyoshi, Ken Inoue, Kenjiro Nakamura, Takuya Egami, Yoshio Akashi
Rok vydání: 2003
Předmět:
Zdroj: Nihon Rinsho Geka Gakkai Zasshi (Journal of Japan Surgical Association). 64:1641-1644
ISSN: 1882-5133
1345-2843
DOI: 10.3919/jjsa.64.1641
Popis: 症例は68歳,女性. 13年前に右乳癌に対して右乳房切除をうけていたが転移や再発の徴候はなかった.今回,左腋窩腫瘤を主訴に来院し,生検組織診断にて低分化型腺癌のリンパ節転移だった.左乳腺,消化器,呼吸器を含めた全身検索を行ったが原発巣は不明のまま抗癌剤投与を行いつつ経過観察されていたところ,徐々に血清CA15-3値の上昇を認め,全身倦怠感と経口摂取不良をきたし入院した.精査でスキルス胃癌と診断され開腹したが,切除不能でバイパス術のみ行い,その4カ月後に腹膜播種および全身転移で死亡した.初発腋窩リンパ節組織と剖検時の胃癌および全身転移組織は,すべて印環細胞を交えた低分化型腺癌で,免疫組織化学的にCA15-3陽性であった.臨床経過,病理学的所見,血清CA15-3値の推移経過より,本症例は腋窩リンパ節転移が初発症状であったCA15-3産生スキルス胃癌と診断された.
Databáze: OpenAIRE