Spectrophotometric determination of microamounts of niobium in pure iron

Autor: Hirahisa Kawase, Ohiko Kammori, Koichi Sakai
Rok vydání: 1966
Předmět:
Zdroj: BUNSEKI KAGAKU. 15:557-560
ISSN: 0525-1931
DOI: 10.2116/bunsekikagaku.15.557
Popis: 純鉄中の極微量不純物分析法の研究の一つとして,ニオブの吸光光度定量法を検討した.すなわち,チタンの酸化トリオクチルホスフィン抽出-チオシアン酸アンモニウム吸光光度法で,ニオブが共存すると高値を与える原因となることから,この方法をはじめてニオブ定量法に応用し,チタンおよびタンタルはルモガリオン抽出分離法であらかじめ分離してその影響を除いた.また鉄,モリブデンおよびタングステンも磁気水銀陰極電解法であらかじめ分離し,その影響を除去した.本法によれば,試料0.1gを用いてニオブ含有率2~50ppmを絶対誤差2ppm以内,所要時間約3時間で定量できた.普通鉄鋼中に混入するおそれのある21元素のうち,モリブデンおよびチタンは約7倍量まで,またタングステン,タンタルおよび銅は約30倍量まで,それ以外の16元素は約300倍量までの共存はそれぞれ影響しない.
Databáze: OpenAIRE