Molar-Volume Additivity on Polymers

Autor: Rinjiro Kawai
Rok vydání: 1956
Předmět:
Zdroj: Kobunshi Kagaku. 13:139-147
ISSN: 1884-8079
0023-2556
DOI: 10.1295/koron1944.13.139
Popis: 液体の沸点分子溶に加算性のあることはよく知られている。この報告は高分子にこれを適用した結果について述べる。約50種の高分子物質の常温比重から, その構成單位あたり等分子容を求め, 上述の沸点分子容の加算値と比較したところ, 両者の比率は平均72.6%, 非結晶質のものでは74.2%結晶質のものでは68.5%なる値を得、た.偏差はいずれも±2%程度である。非結晶質高分子の74.2%なる値は過冷却液体の転移点 (絶対温度で沸点等25~30%) における値とよく一致する。一方ここで扱った高分子物質の転移点の平均値は35℃ で常温に近いことがわかった。したがって非結晶質高分子と低分子液体とは転移点を対応温度として結びつけられる。結晶高分子についても同様のことが成り立つようである。さらに非結晶質高分子の原子容と, これに対する補正値を求めてみた。
Databáze: OpenAIRE