A Mucin-producing Bile Duct Tumor with Multilocular Cystic Growth and Varied Histopathological Findings

Autor: Shinichi Ban, Nobuhiko Harada, Shuji Suzuki, Nobusada Koike, Toshihide Imaizumi, Satoshi Kaji, Mamoru Suzuki
Rok vydání: 2011
Předmět:
Zdroj: The Japanese Journal of Gastroenterological Surgery. 44:1558-1564
ISSN: 1348-9372
0386-9768
DOI: 10.5833/jjgs.44.1558
Popis: 多彩な病理組織像を示した粘液産生性胆管腫瘍の1例を経験したので報告する.症例は78歳の男性で,1日前からの下腹部痛,腹満症状にて当院受診となった.CT,超音波検査で虫垂炎と肝S4に内部隆起を有する30mm大の嚢胞性腫瘤を認め,入院となった.MRI,造影超音波検査ではmultilocularな嚢胞性腫瘤を認め,内部隆起性病変に一部造影効果を認めた.DIC-CTでは左肝管に狭小化を認めたが,内部に粘液は認めなかった.肝嚢胞性腫瘍の診断で左葉切除を施行した.病理組織学的検査所見ではさまざまな程度に乳頭状増殖した粘液産生性腫瘍上皮からなる多嚢胞性病変で,胆管との交通を認めた.腫瘍上皮は,carcinomaからadenomaまで多彩な異型を呈した.粘液形質は,MUC1,MUC5AC,MUC6は一部陽性で,MUC2は陰性だった.分枝型膵管内乳頭粘液性腫瘍に類似した粘液産生性胆管腫瘍と考えられた.
Databáze: OpenAIRE