Studies on Utilization of Enzymes Produced by Actinomycetes. Part IV

Autor: Takashi Iwasa, Tamotsu Yokotsuka, Hiroshi Sugimoto
Rok vydání: 1964
Předmět:
Zdroj: Journal of the agricultural chemical society of Japan. 38:135-143
ISSN: 1883-6844
0002-1407
DOI: 10.1271/nogeikagaku1924.38.135
Popis: (1) 放線菌No. 41株の生産するヌクレアーゼについて, Sephadex G-50及びDEAE-セルローズを用いてのカラムクロマトグラフィー,及び澱粉ゾーン電気泳動による精製を行ない17%の収率で472倍に精製した. (2) 精製酵素標品を用いて検討の結果,本酵素はその活性の発現にMn++またはMg++を要求し, Mn++はpH及び熱のいずれの安定性に対しても保護作用があることが判明した. 最適pHは8.0,最適温度は37°である. 当然のことながら金属キレート試薬によって強く阻害される. Michaelis恒数はRNAを基質にした場合4.13g/lであった. (3) 本酵素はRNA, RNase I core及びDNAをほぼ定量的に分解するが,bPNPP(ビスパラニトロフェニルポスフェート)には作用しない. またRNAの分解物は5'-ヌクレオチドのみであった. (4) これらの事実より判断して,本酵素は従来報告されていない新しい型のexonucleaseであると考えられる.
Databáze: OpenAIRE