A case of granular cell tumor of the breast. Significance of angulated body cells in cytological diagnosis

Autor: Hideo Goto, Shigenobu Tamai, Tomoko Anan, Shigeo Yokoyama, Hiroto Yamashita, Koichi Tsuzi, Takeshi Toyota, Yasuya Nakamura, Akira Moriuchi, Etsuko Washimi
Rok vydání: 1986
Předmět:
Zdroj: The Journal of the Japanese Society of Clinical Cytology. 25:758-763
ISSN: 1882-7233
0387-1193
DOI: 10.5795/jjscc.25.758
Popis: 乳腺顆粒細胞腫の1症例の細胞所見を, 組織および電顕所見と比較検討した.細胞標本で, 典型的な顆粒細胞とAngulated body cellを同定した. 前者は顆粒状で境界不明瞭な広い胞体と大小不同の類円形で, 中心性あるいは偏在性の核を有した. 後者はパパニコロー染色では, 不染性で弱い偏光性のある紡錘形ないし多形な封入体を有し, 境界が比較的明瞭な小型の細胞として, おもに顆粒細胞巣の辺縁部にみられた.これら封入体はPAS染色で濃染した.組織学的にはAngulated body cellは主として顆粒細胞胞巣間の結合組織内にみられ, PAS染色で濃染する封入体を有していた.本細胞は電顕的に線維芽細胞に類似し, 胞体内に紡錘形ないし類円形で微細線維あるいはbimolecular structureから成る封入体が高頻度に出現した.Angulated body cellの細胞診による報告は本報告が最初であるが, 顆粒細胞腫の細胞診では, Angulated body cellの同定は, 顆粒細胞腫の確定診断および鑑別診断には重要な所見と考えられた.
Databáze: OpenAIRE