Experience of Mothers Whose Babies Are Continually Hospitalized from NICU to the Pediatric Ward
Autor: | Shiho Nishida |
---|---|
Rok vydání: | 2006 |
Předmět: | |
Zdroj: | Journal of Japan Academy of Nursing Science. 26:64-73 |
ISSN: | 2185-8888 0287-5330 |
Popis: | 本研究は,NICUから小児病棟に転棟し継続入院する乳児の母親が,転棟後の小児病棟でどのような体験をしているのかを明らかにするために,民族看護学の方法を用いて行った.主要情報提供者であるNICUから小児病棟に転棟し継続入院する乳児の母親7名への参加観察と面接,一般情報提供者(小児病棟看護師・NICU看護師・医師・小児病棟に入院する子どもの母親・主要情報提供者の夫)17名への面接により得られたデータを分析した結果,6つのテーマと1つの大テーマが抽出された.母親にとって転棟は,「異空間」からの脱出と同時に,子どもが「生かされている存在」から一歩前進し,「生きている自分の子」になることだった.小児病棟では子どもの存在を実感し,安堵感を得ながら,子どもを世話するのは自分だと思うようになっていった.それは,看護師や母親同士の関係を通して確かなものになっていくという,母親になるプロセスでもあった.以上のことから,NICUから転棟してきた子どもの母親に対して,小児病棟では,①転棟時におけるNICUと小児病棟との連携,②習得速度に合わせたケアの移譲,③ケア習得に関する環境の整備,④母親同士が交流できる場の提供,が重要であることが示唆された. |
Databáze: | OpenAIRE |
Externí odkaz: |