Significance and Problems of Hepatic Resection for Hepatocellular Carcinoma and Borderline Lesions in Terms of Recurrence in the Remnant Liver

Autor: Shintarou Terahata, Minoru Kakihara, Syoetsu Tamakuma, Kenji Tsuboi, Tsukasa Aihara, Michinori Murayama, Kazuo Hatsuse, Takuo Inui, Hideki Aoki
Rok vydání: 1995
Předmět:
Zdroj: The Japanese Journal of Gastroenterological Surgery. 28:2168-2173
ISSN: 1348-9372
0386-9768
Popis: 肝細胞癌とともにangio CTで確認された併存境界病変をも合併切除した場合の1年以内の残肝再発の状態からその切除の意義ならびに問題点を検討した. 対象20例で39病変が確認され, 初期の高分化肝細胞癌, 境界病変を含む多中心性発生を示唆する多発症例が11例 (55%) にみられた. 肝切除後1年以内の残肝再発は4例 (20%) であった. 単発例にくらべ多発例では残肝再発率が有意に高かった. 多発存在部位が反対葉のため相対的非治癒切除ないしエタノール注入におわり絶対非治癒切除になった場合, 残肝再発率が有意に高かった. 背景肝が肝硬変では慢性肝炎にくらべ残肝再発率が高かった. 残肝再発時には多発再発が多かった. 以上のことから肝細胞癌では, 多中心性発生が多いので, angio CTによる病変検索とそれにもとつく可及的切除により1年以内の残肝再発の減少が可能であった. 一方このように切除しても残肝再発時には切除不能な多発例が多く今後の検討課題と考えられた.
Databáze: OpenAIRE