Bone Cyst of Atlantoaxial Joint in Long-Term Hemodialysis Patients

Autor: Atsushi Tagami, Hideo Baba, Takeshi Hiura
Rok vydání: 2010
Předmět:
Zdroj: Orthopedics & Traumatology. 59:742-747
ISSN: 1349-4333
0037-1033
DOI: 10.5035/nishiseisai.59.742
Popis: 血液透析に伴う透析性脊椎症に軸椎歯突起病変がある.今回20年以上の透析患者の環軸椎における骨嚢腫の有無をCT画像を用いて評価したので報告する.対象:透析歴20年以上の32頚椎.方法:頚椎CTを施行し環軸椎の骨嚢腫を観察した.結果:環椎外側塊に骨嚢腫を認めたものは21例(66%),軸椎Magerl Screw挿入経路(以下,軸椎Magerl経路)に骨嚢腫を認めたものは9例(28%)であった.軸椎歯突起に骨嚢腫を認めたのは8例(25%)であった.考察:軸椎歯突起病変では環軸関節亜脱臼を起こし,脊髄症状を合併した症例には観血的治療が必要となる.環軸関節亜脱臼に対する手術法としてMagerl法やGoel,Tan法があるが,今回の調査で20年以上の長期透析患者では軸椎歯突起よりも環椎外側塊に骨嚢腫が多く,内固定困難な症例が存在していた.軸椎歯突起に病変が無くてもCTによる術前の環軸椎の骨嚢腫の評価が重要と考えた.
Databáze: OpenAIRE