A CASE OF MALIGNANT PLEURAL MESOTHELIOMA DIAGNOSED AFTER LAPAROSCOPIC CHOLECYSTECTOMY

Autor: Masashi Uomoto, Yoshinori Imai, Naomi Kawata, Eiji Sanada, Shigeru Yunoki, Katsusuke Ohmori
Rok vydání: 2004
Předmět:
Zdroj: Nihon Rinsho Geka Gakkai Zasshi (Journal of Japan Surgical Association). 65:1796-1799
ISSN: 1882-5133
1345-2843
DOI: 10.3919/jjsa.65.1796
Popis: 症例は74歳,男性.総胆管結石に対し内視鏡的乳頭拡張術を行った後,腺筋腫症を伴う胆嚢結石の診断で腹腔鏡下胆嚢摘出術を行った.胆嚢の組織学的検索では腺筋症なく,免疫染色でcytokeratinとvimentin陽性, thrombomodulin一部陽性, CEA陰性の腫瘍があり悪性中皮腫の転移と診断された.改めて初診時からの胸部レントゲンとCTを読影したが,右肺のブラと両側副腎腫大以外に異常は指摘できなかった.退院翌々日から左肩と背部痛出現, 7日目の来院時に初めて左胸水を認めた.胸腔穿刺での細胞診は陰性で,胸腔鏡下胸膜生検で悪性胸膜中皮腫と診断された.副腎腫大もその転移と考えられた.本疾患の早期診断の困難さを痛感させられるとともに,本疾患の胆嚢転移の報告は見当たらず貴重な症例と考えられたので報告した.
Databáze: OpenAIRE