Clinical study of six surgical cases of thymic carcinoma

Autor: Masataka Segawa, Kazutaka Senda, Yoshinori Kusajima
Rok vydání: 2008
Předmět:
Zdroj: The Journal of the Japanese Association for Chest Surgery. 22:8-12
ISSN: 1881-4158
0919-0945
DOI: 10.2995/jacsurg.22.008
Popis: 当科で経験した胸腺癌切除症例6例について臨床的に検討した.平均年齢は57.7才,男性4例,女性2例であった.組織型は明細胞癌1例,扁平上皮癌1例,未分化癌4例で,病理病期は正岡III期1例,IVa期1例,IVb期4例であった.心膜播種を認めたIVa期の症例は術前放射線化学療法を受けた.全例に胸腺全摘と縦隔リンパ節郭清を施行した.また各症例で浸潤された肺,心膜,胸膜,無名静脈,上大静脈,横隔神経の合併切除を行った.IVa期の1例を除き肉眼的完全切除であった.4例に術後照射,1例に術後化学療法を施行した.長期生存例は全例放射線療法が施行されていた.IVb期の1例は9年以上,III期の1例は7年以上無再発生存中である.一方,自験では化学療法の効果はあまり認められなかった.治療成績の向上には完全切除と放射線療法およびさらに効果的な化学療法を組み合わせた集学的治療の確立が重要である.
Databáze: OpenAIRE