Ultrastructural Study of Cell Attachment of Cultured Fibroblasts to Treated Root Surfaces. (3). Effects of Citric Acid Treatment of Formation of New Collagen Fibers

Autor: Tomie Higashi, Gen Satoh, Hiroshi Yoshino, Tomoko Onzuka, Hiroshi Okamoto
Rok vydání: 1994
Předmět:
Zdroj: Nihon Shishubyo Gakkai Kaishi (Journal of the Japanese Society of Periodontology). 36:420-428
ISSN: 1880-408X
0385-0110
DOI: 10.2329/perio.36.420
Popis: 歯周病罹患歯の病的歯根に対し, 処理法の違いによる根表面での細胞付着と線維性基質の形成状態の特徴を比較検討する目的で, ヒト歯周病罹患歯の露出歯根にルートプレーニングのみ (RP群) とルートプレーニング後クエン酸処理 (RP+CA群) のいずれかを行い, 処理歯根を500μm以下の厚さで歯軸に垂直に切断してルートスライスを作製し, その2つを一定間隔 (500μm) でシャーレ内に静置して, ヒト歯根膜由来線維芽細胞を播種した。培養10週間後に透過型電子顕微鏡観察を行った結果, RP群では細胞は無定形物質を介して根表面に付着しており, 細胞と根表面との間隙は狭く, 同部にコラーゲン線維の形成はみられなかった。一方, RP+ CA群では, 細胞と根表面との広い間隙にコラーゲン線維が新生されていた。細胞付着やコラーゲン線維の形成に関しては, セメント質と象牙質において違いは認められなかった。
Databáze: OpenAIRE