Purification and some properties of acetic-ester decomposing enzymes from Cladosporium cladosporioides No.9
Autor: | Mayumi Miura, Takaji Obata, Kiyoshi Yoshizawa, Gakuzo Tamura, Toshinori Iwase, Syodo Hara, Osamu Akita |
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Rok vydání: | 1990 |
Předmět: | |
Zdroj: | Journal of the agricultural chemical society of Japan. 64:1135-1141 |
ISSN: | 1883-6844 0002-1407 |
DOI: | 10.1271/nogeikagaku1924.64.1135 |
Popis: | Cladosporium cladosporioides No.9の無細胞抽出液より硫安沈殿,ブチルートヨパール, DEAE-トヨパールおよびトヨパールHW55のクロマトグラフィーにより酢酸エステルを特異的に分解する酢酸エステル分解酵素(Est I, Est II)を単離精製した. 各精製酵素の分子量はゲルクロマトグラフィーによりEst Iは約6.3万, Est II は約6.6万と推定された. また,各酢酸エステル分解酵素の至適反応温度はEst Iは35°C, Est IIは30°Cであった.熱安定性はともに50°C, 30分処理で完全に失活した.至適pHはEst IはpH 9.1, Est IIはpH 9.3であった. pH安定範囲は,前者がpH 7~9,後者がpH 5~6であった.両酵素ともにDFP, PMSFに阻害され,エゼリンで阻害されないことによりセリン残基を有するカルボキシエステラーゼと推定された.SH基阻害剤であるPCMB, DTNBおよび金属イオンキレート剤であるEDTAでは阻害されなかった.また, Ag2+および2価の重金属イオンのCu2+, Hg2+で強く反応を阻害された. エチルエステルに対する基質特異性は,酢酸エステルに比較して最大でも約10~20%の相対活性しかなかった.トリグリセリド,モノグリセリドの長鎖脂肪酸を持つものにはまったく作用せず,短鎖脂肪酸を持つものにわずかに活性を示した.酢酸エステルに対してはEst Iは酢酸イソアミルに対してEst IIは酢酸イソブチルに対して最大の活性を示し,酢酸β-フェネチルに対しても高い分解活性を示した.本酵素はアルコールの酢酸エステルを特異的に分解するカルボキシエステラーゼであった. |
Databáze: | OpenAIRE |
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