Studies on Food Habits and Life Style of School Children in Formosa. The Relationship between Food Habits and Food Consumption Structure and Healthiness Judgment of School Children

Autor: Jukichi Matsumoto, Tomoko Shirota, Shin-Wei Cheng
Rok vydání: 1993
Předmět:
Zdroj: Japanese Journal of Health and Human Ecology. 59:3-14
ISSN: 1882-868X
0368-9395
DOI: 10.3861/jshhe.59.3
Popis: 台湾において近年,社会情勢の変化や経済の高度成長とともに,生活が豊かになり,目まぐるしい生活様式の変化を生じている。 本研究では,台湾の学童の健康生活の実態を把握することを目的として,さらに食生活と健康生活習慣の関連性について検討を行った。 1)ローレル指数による体格判定において肥満の出現をみると男子12.1%,女子6.7%であった。 2)平均家族数は,5.0±1.5人で,世帯構成において75。1%が二世代家族で,核家族化への変遷が認められた. 3)欠食習慣のあるものは,12.2%と多く,その理由は「食欲がない」,「時間がない」が上位であった. 4)家族揃って食事をする頻度は,夕食では92.5%と高いが,朝食は4.9%と低く,台湾の食習慣の一端が伺えた。また,「子どもだけで食べる」という状況の中にある子どもは,平均25。5%で,学年が高くなるほど増加傾向が見られた.5)外食習慣については,12。0%近くが3食とも外食に依存していた。その内訳は,麺・パンといった主食類が目立った。 6)食品群別摂取頻度:男女共に米,パン,肉,肉加工品,果実,野菜,卵,乳,油脂類の摂取が高く,食の洋風化が示唆された. 7)因子分析の結果については,男女ともに2つが抽出され,累積寄与率は,全分散の86.6%,85.6%を占め,いずれもかなり類似した食パターンを示した。 8)総合的健康:度判定において,健康と判定されたものは18.8%と少なく,不健康は37。9%で,性差は認められなかった. 本論文の作成に当たり絶えず資料提供および調査研究に御協力下さった台湾ならびに日本の諸先生方に深謝いたします。 なお,この研究は,中華民国台湾台北市政府衛生局の柯 賢忠,蕭 東銘, 謝 弘康氏との共同研究である. この論文の一部は,第56回日本民族衛生学会(東京)において発表した。
Databáze: OpenAIRE