A case of bilateral tension pneumothorax

Autor: Minako Seki, Naoto Miyazawa
Rok vydání: 2003
Předmět:
Zdroj: The Journal of the Japanese Association for Chest Surgery. 17:128-132
ISSN: 1881-4158
0919-0945
DOI: 10.2995/jacsurg.17.128
Popis: 若年者の両側同時性緊張性気胸を経験した.発症は急激であり, 数分のうちに重篤な状態に陥って救急搬送されたが, 胸腔ドレナージによって救命しえた.手術は待機的に施行したが, その後残存肺に多発し, 次第に拡大増多する多数のブラを認め, 肺の虚脱と伸展を繰り返して, 管理に非常に難渋した.また, 術後施行した呼吸機能検査で, 拘束性肺障害を認めた.現在術後2年9ヵ月になるが, 本症例は若年者でもあり, 引き続き経過観察が必要と思われる.また, ブラの伸展に伴い再手術を要する可能性もある.今回の経過から, 今後の治療において慎重かつ綿密な計画を要すると思われ, 嚢胞性肺疾患の手術の困難さを痛感させられた症例であった.
Databáze: OpenAIRE