Clinicopathological Comparison of Gastric Cancer between in Youths and in Senile Patients. Taking the Staining With p53, Ki-67 and Vimentin Into Consideration

Autor: Hiroyuki Harada, Yoshihiro Moriwaki, Syunsuke Kobayashi, Yasuhiro Kido, Kenji Ookubo, Chikara Kunisaki, Nobuo Kuribayashi, Chitaka Kasaoka, Shinsuke Imai
Rok vydání: 1998
Předmět:
Zdroj: Nihon Rinsho Geka Gakkai Zasshi (Journal of Japan Surgical Association). 59:1730-1735
ISSN: 1882-5133
1345-2843
DOI: 10.3919/jjsa.59.1730
Popis: 若年者胃癌(35歳未満) 34例と壮年者胃癌(55~65歳) 162例を臨床病理学的に比較検討した.若年者胃癌は女性に多かった.若年者と壮年者ではH因子,占居部位,多発の割合,壁深達度,リンパ管侵襲,静脈侵襲,リンパ節転移,進行度,根治度に差を認めなかったが,若年者ではP因子の割合が多く,肉眼型は浸潤型が,癌の間質量はsciが,浸潤増殖様式はγが,組織型は未分化型が有意に多かった.若年者の再発形式は有意に腹膜播種が多かった. p53, Ki-67, vimentinの染色率から,悪性度,増殖能,分化度は他の年齢層と差がないと考えられた.治療成績は若年者と壮年者で差を認めなかったが,若年者は術前併存疾患を有している症例が少なく,大動脈周囲リンパ節郭清や持続温熱腹膜灌流療法などの拡大手術を積極的に施行することにより,治療成績の改善を計る必要があると考えられた.
Databáze: OpenAIRE