A case of large cell neuroendocrine carcinoma of the lung
Autor: | Hiroshi Kiyoku, Eriko Miyazaki, Toshiaki Moriki, Miko Mitani, Syosuke Ueda, Makoto Hiroi, Tamotsu Takahashi, Hirofumi Nakayama |
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Rok vydání: | 1998 |
Předmět: | |
Zdroj: | The Journal of the Japanese Society of Clinical Cytology. 37:591-597 |
ISSN: | 1882-7233 0387-1193 |
DOI: | 10.5795/jjscc.37.591 |
Popis: | 肺の大細胞神経内分泌癌の1剖検例を経験したので報告する. 症例は62歳, 男性. 労作時呼吸困難, 胸部痛を主訴に近医受診. 右上肺野に異常陰影を指摘され, 当院紹介となり, 気管支鏡下擦過細胞診が施行された. 壊死を背景に多数の腫瘍細胞が認められ, 孤立散在性のものが多いが, 胞巣状, ロゼット状, インディアンファイル状に配列する像もみられた. 核は卵円形で, 中等大~大型であった. クロマチンは繊細あるいは粗顆粒状で増加しており, 核小体の目立つ細胞も認められた. 大型の腫瘍細胞が混在しているものの小細胞癌 (中間細胞型) が疑われた. 以後, 化学療法を受けたが, 肺炎を合併し, 亡くなり, 病理解剖が施行された. 組織学的に腫瘍はTravisらの提唱する肺の大細胞神経内分泌癌の典型像を呈していた. 本疾患の鑑別診断には小細胞癌や低分化扁平上皮癌, 腺癌, 大細胞癌などが考えられるが, 細胞の詳細な観察に加え, 積極的に特殊染色や免疫組織染色を行い, 総合的に判定することが重要と考えられる. |
Databáze: | OpenAIRE |
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