A case of benign mediastinal teratoma perforating the lung

Autor: Motoi Aoe, Syouji Takagi, Tetsunobu Udaka, Taiji Okatani, Akio Ando, Itaru Nagahiro, Kazunori Okabe, Takahiko Misao, Masayasu Yamanaka, Nobuyoshi Shimizu, Hiroshi Date
Rok vydání: 1995
Předmět:
Zdroj: The Journal of the Japanese Association for Chest Surgery. 9:870-874
ISSN: 1881-4158
0919-0945
Popis: 成熟型奇形腫は時に隣接臓器に穿孔を来すことが知られており, その発生頻度は36%に及ぶと報告されている.今回我々は, 胸部単純X線写真で急速な腫瘤陰影の拡大を認め, 術後に肺への穿孔が確認された縦隔成熟型奇形腫の一例を経験したので報告する.症例は12歳の女児で1993年5月20日頃より肺炎様症状を認め, 6月12日に突然の前胸部痛, 激しい咳嗽および発熱が出現し近医に入院した.6月17日に当科に入院するまでの5日間に胸部単純X線写真上で腫瘤陰影の明らかな拡大を認めた.精査の結果, 縦隔奇形腫と診断して, 6月21日に腫瘍摘出術を施行した.腫瘍は前縦隔右側にあり, 右肺上葉の一部と強固に癒着していたため右肺上葉の一部の合併切除を要した.病理組織検査で腫瘍と癒着していた肪内には膿瘍の形成を認め.肺穿孔を伴った成熟型奇形腫と診断された.
Databáze: OpenAIRE