Bilateral internal carotid artery occlusion

Autor: Harumi Tsuda, Yasumasa Yamamoto, Hidehiko Nabatame, Ichiro Akiguchi, Masakuni Kameyama
Rok vydání: 1987
Předmět:
Zdroj: Nosotchu. 9:440-447
ISSN: 1883-1923
0912-0726
DOI: 10.3995/jstroke.9.440
Popis: 両側内頚動脈閉塞症4例について, 臨床症状, 血行動態, X線CT, MRIによる検討を行なった.本症は過去5年間に当院に入院した脳梗塞192例のうち2.08%に相当した.1例は急性発症で, 両側中大脳動脈領域に梗塞巣を認め, 約3ヵ月後心不全により死亡した.他の3例は, 進展性脳虚血型を示した.1例はWillis動脈輪を介する側副血行に乏しく, 皮質枝吻合を介する血液供給が考えられ, 他の2例ではWillis動脈輪を介する側副血行を認めた.MRIにより, 上記の血行動態に対応した深部小梗塞, 傍側脳室部および深部白質病変, 境界領域梗塞などの各種の虚血性病変を認め, 本症における複雑な臨床症候, 血行動態, 虚血性病変成立の相互関係を理解することが出来た.また全失語の例で, X線CTでは不明確な病巣を, MRIにより確認することが出来た.
Databáze: OpenAIRE