Long-term hemodialysis patient associated with pheochromocytoma and renal cell cancer originating from acquired cystic disease of the kidney: A case report
Autor: | Toshihiro Goto, Katsuhisa Mori, Shizuo Yagi, Motoshi Kawahara, Masayuki Nakagawa, Hiroshi Hayami, Yoshiharu Imazono |
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Rok vydání: | 2002 |
Předmět: | |
Zdroj: | Nihon Toseki Igakkai Zasshi. 35:1527-1532 |
ISSN: | 1883-082X 1340-3451 |
Popis: | 症例は53歳, 男性. 1981年1月から慢性糸球体腎炎による慢性腎不全にて血液透析を導入された. 1995年4月から透析時に高血圧発作が出現するようになり, 血中ノルアドレナリンは高値を呈し, CTにて左副腎腫瘍が認められ, また131I-MIBGシンチで同部に集積像が認められたことから左副腎褐色細胞腫と診断され, 同年8月1日に当科入院した. また, CTにて後天性腎嚢胞 (ACDK) と右腎中部外側に径約2cmの充実性腫瘍が認められ, 腹部超音波検査, MRIにてACDK合併腎癌と診断した.同年8月31日全身麻酔下, 上腹部孤状切開にて左副腎摘除, 右腎摘除術を同時に施行した. 摘出副腎は病理組織学的に褐色細胞腫であり悪性所見はなかった. 摘出右腎には径2cmの腫瘍が認められ, 腎細胞癌であった. 術後血中ノルアドレナリン値は正常化し, 降圧剤の内服も不要となり術後18日目に退院した. 現在高血圧発作および両腫瘍の再発は認められず, 他院にて週3回の維持透析を施行しつつ経過観察中である.血液透析患者に副腎褐色細胞腫とACDK合併腎癌が同時に発見された症例は, われわれが検索した範囲内では本症例が本邦2例目と思われた. |
Databáze: | OpenAIRE |
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