Two Cases of Gangrenous-Type Ischemic Colitis
Autor: | Takero Mazaki, Masahiko Kunimatsu, Koichiro Yorimitsu, Norio Okamura, Takashi Tanaka, Kenji Watanabe |
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Rok vydání: | 1993 |
Předmět: | |
Zdroj: | The Japanese Journal of Gastroenterological Surgery. 26:957-961 |
ISSN: | 1348-9372 0386-9768 |
DOI: | 10.5833/jjgs.26.957 |
Popis: | 壊死型虚血性大腸炎2例を報告する.症例1は64歳の男性.症例2は60歳の女性であった.2例とも腹膜刺激症状を認め, 基礎疾患に症例1は肝硬変症, 症例2は慢性腎不全を有していた.注腸造影, 超音波検査, computed tomography (CT) にて壊死型虚血性大腸炎と診断し, 症例1に右半結腸切除術, 症例2に左半結腸切除術, 横行結腸人工肛門造設術を施行した.組織学的に症例1は粘膜固有層の壊死, 粘膜下膿瘍および漿膜下組織に及ぶ強い炎症細胞浸潤, 症例2は腸管全層壊死を認めた.症例1は軽快退院したが, 症例2は術後人工肛門壊死, 腹膜炎を合併し術後肺炎にて死亡した.本症は早期診断, 手術時期を逸しない事が重要であり, 基礎疾患を有することが多いため術後管理に留意しなくてはならない. |
Databáze: | OpenAIRE |
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