A CASE OF INTESTINAL PERFORATION ASSOCIATED WITH DIALYSIS-RELATED AMYLOIDOSIS
Autor: | Toshiyuki Fujiyama, Shozo Akasaka, Takahiro Shiozaki |
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Rok vydání: | 2011 |
Předmět: | |
Zdroj: | Nihon Rinsho Geka Gakkai Zasshi (Journal of Japan Surgical Association). 72:384-387 |
ISSN: | 1882-5133 1345-2843 |
DOI: | 10.3919/jjsa.72.384 |
Popis: | 症例は61歳,女性.36年間の血液透析歴がある.元来,便秘傾向を認めていた.平成22年6月,夕食後に腹痛が出現.翌日腹痛は増強し腹部CT上free airを認めた.消化管穿孔と診断し緊急手術を施行した.回腸末端から口側20cmの回腸腸間膜対側に直径1cm大の穿孔部を2箇所認めた.穿孔部回腸を部分切除し回腸人工肛門を造設した.病理組織学的には小腸壁粘膜下層の血管壁に著明なアミロイド沈着が認められた.アミロイド沈着部の一部で,血管の狭窄による乏血性変化により潰瘍形成が生じ腸管穿孔に至ったと考えられた.慢性腎不全による長期血液透析症例においては,β2-microglobulin(以下β2-MG)を前駆蛋白とするAH型透析アミロイドが沈着することがあり,透析アミロイドーシス(dialysis-related amyloidosis:以下DRA)として知られている.長期透析患者における腹膜炎に遭遇した場合,DRAによる小腸穿孔はまれではあるが念頭におくべき病態である. |
Databáze: | OpenAIRE |
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