A Case of Papillary Fibroelastoma of the Right Heart and Review of the Literature Concerning Surgical Indications

Autor: Mitsuhiko Matsuda, Takeshi Soeda, Masaki Aota, Takeshi Shimamoto, Kazuhiko Doh-i
Rok vydání: 2001
Předmět:
Zdroj: Japanese Journal of Cardiovascular Surgery. 30:213-216
ISSN: 1883-4108
0285-1474
DOI: 10.4326/jjcvs.30.213
Popis: 症例は54歳男性で夜間や軽い運動時の胸痛があるために本院を受診, エコーで右房内の腫瘤を発見された. 冠動脈造影検査にて異常は認められなかった. 腫瘤が大きいため, 体外循環下, 心停止下に摘出術を施行し, 三尖弁前尖に短茎を有する20×15×13mmの黄色, 球型の腫瘍を摘出した. 術後は合併症もなく退院し順調に経過している. 腫瘍は病理組織学的に乳頭状線維弾性腫と診断された. 同腫瘍は心臓弁に好発する腫瘍としてよく知られ, もともと剖検心において偶然発見されることが多かったが臨床例の報告も増加している. しかし同腫瘍の臨床報告例のほとんどは左心系発生例であり, 腫瘍の大小にかかわらず脳梗塞や心筋梗塞といった重大な合併症をきたしうるために手術適応は明確であるが, 右心系に関しては報告例もごく少なく手術適応も明らかではない. 本例と検索しえた内外の右心系発生の報告例合わせて18例を基に手術適応に関して検討を加えたので報告する.
Databáze: OpenAIRE