Quality of Mammograms in the Institutes Participating in the Kawasaki Breast Cancer Program

Autor: Susumu Yamaguchi, Toshihiro Arimura, Tomohiko Ohta, Shiroh Osanai, Mamoru Fukuda, Yasuo Nakajima
Rok vydání: 1997
Předmět:
Zdroj: Nihon Nyugan Kenshin Gakkaishi (Journal of Japan Association of Breast Cancer Screening). 6:167-174
ISSN: 1882-6873
0918-0729
DOI: 10.3804/jjabcs.6.167
Popis: 乳癌検診にマンモグラフィ導入を計る場合, わが国のマンモグラフィの品質の現状を把握して, それに基づいた精度管理を考える必要がある。そこで川崎市乳癌検診に参加している21施設のマンモグラフィの品質を, 1991年と1995年に聴き取り調査ならびにブレストファントムテストで検討した。両年を比較すると, フォトタイマー有りの施設が71.4%から95.2%, グリッド有りの施設が52.4%から71.4%, 焦点サイズが0.5mm以下の施設が61.9%から90.5%と増加し, 乳房撮影用X線装置に改善が認められた。一方, 45秒現像機の施設が6施設と増加し, 使用しているS/Fシステムの相対感度の低下や, 照射線量 (100mAs以上) の増加, ブレストファントムテスト不合格の原因となっていた。ブレストファントムテストの3条件すべてを合格した施設は4.8%から38.1%と増え, 川崎市の各施設のマンモグラフィの品質は向上していた。しかし, その品質はまだ十分とはいえなかった。一方, 指定した条件で撮影すると, 3条件すべてを合格した施設は61.9%とさらに良くなることより, 放射線技師や医師の技術の向上を計れば, さらにマンモグラフィの品質が向上することが見込まれた。今後, マンモグラフィを導入した乳癌検診を行う場合は, わが国のマンモグラフィの精度管理の指針を決め, 精度管理委員会を設置し, 機能させていく必要がある。
Databáze: OpenAIRE