A Case of Squamous Cell Carcinoma of the Lung with Honeycomb Lung

Autor: Hiromasa Kohno, Takehiko Fujisawa, Yutaka Yamaguchi, Hidemi Ohwada, Shinichiro Mitsunaga, Mitsutoshi Shiba
Rok vydání: 1993
Předmět:
Zdroj: Haigan. 33:255-260
ISSN: 1348-9992
0386-9628
DOI: 10.2482/haigan.33.255
Popis: 症例は55歳男性. 肺線維症の診断にて薬剤治療を受けていたが, 喀痰細胞診で扁平上皮癌と診断された. 胸部X線写真では, 右下肺野に輪状網状影を認めたが明らかな腫瘤影は認められなかった. 平成3年2月12日, 右中下葉切除及び右S2部分切除術を施行した. 切除標本の肉眼所見では, 右S9~S10を中心とした蜂窩肺に一致して, 末梢肺組織にびまん性の硬化巣のみが認められ, 肉眼的に原発巣を特定することは困難であった. 病理組織学的所見では, 拡大した気腔とその隔壁の著明な線維化を認め, その構造中に散在性に異型扁平上皮化生と扁平上皮癌組織が存在した. また, その一部には, 両者の移行像も認められた. 特発性問質性肺炎に合併した扁平上皮癌がこのような増殖形態を呈したものは稀であり, multi-focalな癌発生の可能性も示唆される症例と考えられた.
Databáze: OpenAIRE