A CASE OF IDIOPATHIC PERFORATION OF THE SMALL INTESTINE

Autor: Haruaki Ogawa, Kiyoaki Mizusawa, Kenji Sugamura, Kenjiro Taniguchi
Rok vydání: 2008
Předmět:
Zdroj: Nihon Rinsho Geka Gakkai Zasshi (Journal of Japan Surgical Association). 69:829-832
ISSN: 1882-5133
1345-2843
DOI: 10.3919/jjsa.69.829
Popis: 症例は29歳,男性.突然の腹痛を訴え来院した.来院時,腹部全体に圧痛,筋性防御を認めた.腹部単純X線検査ならびに腹部CT検査にて腹腔内遊離ガス像ならびに腹水を認め,消化管穿孔による汎発性腹膜炎の診断にて緊急手術を施行した.Treitz靱帯より約270cm肛門側小腸に約8mm大の穿孔を認め,穿孔部の前後約200cmの小腸の著明な壁肥厚,漿膜の暗赤色変化を認めた.穿孔部と著明な壁肥厚が認められた小腸を約200cm部分切除した.摘出標本では穿孔部周囲の粘膜に異常所見はなく,組織学的にも虚血,慢性炎症,悪性所見は認められず,粘膜の漿膜側へのslidingも認められなかった.以上より特発性小腸穿孔と診断した.
Databáze: OpenAIRE