The Present Status of Vision Screening among 3-Years-Old children

Autor: Tomomi Hasumi, Yukiko Fujiyama, Kyoko Matsuki, Mie Sasaki
Rok vydání: 2002
Předmět:
Zdroj: JAPANESE ORTHOPTIC JOURNAL. 31:231-238
ISSN: 1883-9215
0387-5172
DOI: 10.4263/jorthoptic.31.231
Popis: 三歳児健康診査での視覚検査は、1997年の母子保健法改正により、実施の主体が都道府県から市町村になった。(以下三歳児健診)今回、我々は現在の三歳児健診における視覚検査の実態を明らかにするために、神奈川県7つの市における健診結果の分析と、実際に三歳児に携わっている視能訓練士へのアンケート調査を行った。神奈川県における受診率は1次検査84.4%、2次検査73.5%、精密検査83.6%であった。2次健診の受診率は73.5%と他に比べ低く、過去の報告と変わらなかった。異常検出率は対象者総数15,903名のうち6%(954名)で、その内訳は屈折異常が3%(477名)、弱視、眼位・眼球運動異常、その他がそれぞれ1%(159名)で、これは過去の報告と比べるとやや低い結果であった。3歳1~2か月児は、3歳6か月児に比べて、診断名の確定が出来ない対象児の割合が多かった。この結果は、検査時期は、発達の状態や協力性などの点からも、3歳0~1か月より3歳6か月の方が適切と答えた、視能訓練士に対するアンケート調査の結果を反映するものであった。今回の結果からは、三歳児健診を効率良く行なう時期は、3歳6か月が適当と思われた。
Databáze: OpenAIRE