Successful surgical management of pheochromocytoma in a patient receiving regular hemodialysis

Autor: Yasufumi Miyamoto, Akira Miyauchi, Hirohide Matsuo, Shigehiro Miki, Tohru Sumikura, Yasumasa Miyano, Takafumi Yura, Hisashi Bandai, Norihiro Takahashi, Shigekazu Yuasa
Rok vydání: 1991
Předmět:
Zdroj: Journal of Japanese Society for Dialysis Therapy. 24:1495-1499
ISSN: 1884-6211
0911-5889
DOI: 10.4009/jsdt1985.24.1495
Popis: 褐色細胞腫を併発した慢性維持透析患者において, 腫瘍摘出術に際し, 体液量のコントロールや降圧剤の投与量を工夫することにより, 術前後の循環動態の安定化を図り, 安全に手術を施行し得た症例を経験した. 症例は45歳女性で, 昭和61年3月より慢性腎不全のため血液透析に導入された. 平成元年4月頃より透析終了後に発作性に血圧上昇, 頭痛, 嘔吐が出現, 腹部CTにて左副腎部の腫瘤を指摘され, 諸検査より左副腎の褐色細胞腫と診断された. 褐色細胞腫摘出術の術前処置として, プラゾシン0.5mg/日より開始し, 術前日には20mg/日まで増量, 推定される血管床の増加に伴い基礎体重も3.0kg上昇させた. その結果, 術中腫瘍摘出時に一過性の血圧上昇をみたのみで, 術前後の循環動態の大きな変動もなく, 安全に腫瘍を摘出し得た. また, その後の経過は良好で発作性の血圧上昇は消失した.
Databáze: OpenAIRE