A CASE OF ADENOID CYSTIC CARCINOMA (ACC) OF THE BREAST

Autor: Yuki Hirose, Fumie Tanaka, Hidenori Fujii, Toshio Matsushita, Yoshiyuki Kawakami, Koji Doi, Fumio Konishi
Rok vydání: 2005
Předmět:
Zdroj: Nihon Rinsho Geka Gakkai Zasshi (Journal of Japan Surgical Association). 66:1855-1859
ISSN: 1882-5133
1345-2843
DOI: 10.3919/jjsa.66.1855
Popis: 腺様嚢胞癌の1例を経験したので,文献的考察を加え報告する.症例は53歳,女性で,左乳腺のC領域に腫瘤を触知し,近医より当院へ紹介された.左C領域に2cm大の弾性硬で, Dimpling sign陽性の腫瘤を認めた.マンモグラフィにて辺縁が微細分葉の高濃度の腫瘤を確認し,超音波検査では内部が不均一で低エコーの腫瘤像形成性病変を認めた. ABCにてclass Vと診断され,乳癌の診断にて乳房温存手術(Bp+Ax, level I)を施行した.病理組織所見では,腫瘍は嚢胞状の部分と充実性の部分を持ち,さらに腺上皮細胞群と筋上皮細胞群の2種類の細胞群が主体をなしていた.偽嚢胞内の粘液はAlcian blue陽性で,腺腔内はPAS陽性を示し腺様嚢胞癌と診断された.免疫組織化学染色でActinとS-100が陽性を示し,その発生には筋上皮細胞が大きく関与していることが推測された.
Databáze: OpenAIRE