A CASE OF NEURILEMMOMA OF THE PANCREATIC HEAD

Autor: Koji Kumamoto, Takashi Noguchi, Makoto Suzaki, Yu Nobuoka, Hideo Suzuki
Rok vydání: 2009
Předmět:
Zdroj: Nihon Rinsho Geka Gakkai Zasshi (Journal of Japan Surgical Association). 70:844-849
ISSN: 1882-5133
1345-2843
DOI: 10.3919/jjsa.70.844
Popis: われわれは膵頭部に発生し,膵腫瘍との鑑別が困難であった神経鞘腫の1例を経験したので報告する.症例は75歳,男性.泌尿器科にてPSA高値にて通院中,腹部CTにて膵頭部腫瘍を認め当科紹介となった.CTにて膵管の拡張はないものの,膵鈎部に6.5cm大のcystic tumorを認め,一部に造影効果のある壁在結節を認めた.MRIにては主膵管との交通は不明であったが,CT同様に,壁在結節を認めた.AngiographyにてSMA,SMV,門脈のencasementは認めなかった.また,celiac artery,SMA造影にて明らかなtumor steinは認めなかったが,SMA造影にてやや壁在結節は造影効果を認めた.以上より,悪性腫瘍の否定できず,PpPDを施行.摘出標本で膵神経鞘腫と診断された.膵神経鞘腫は比較的稀な疾患であり,本邦報告例31例の文献的考察も加え報告する.
Databáze: OpenAIRE