A CASE OF ACUTE APPENDICITIS WITH INTESTINAL MALROTATION IN AN ADULT DIAGNOSED PREOPERATIVELY

Autor: Makoto Suzaki, Kazukiyo Umeda, Junji Iwasaki, Hiroaki Takahashi, Yoshinori Azumi
Rok vydání: 2006
Předmět:
Zdroj: Nihon Rinsho Geka Gakkai Zasshi (Journal of Japan Surgical Association). 67:1042-1046
ISSN: 1882-5133
1345-2843
DOI: 10.3919/jjsa.67.1042
Popis: 成人の腸回転異常症は通常無症状のため,他の消化器疾患の精査や開腹時に偶然発見されることが多い.今回われわれは術前に診断しえた腸回転異常症患者における急性虫垂炎の1例を経験したので報告する.症例は63歳,女性.左下腹部痛を主訴に来院.血液検査にて白血球数・CRPの軽度上昇を認め,腹部単純X線写真・CTにて右側腹部に盲腸・上行結腸を認めず,腸回転異常症が疑われた.腹痛の原因が特定できなかったため保存的治療を行ったが腹部症状・血液検査所見に改善なく,翌日のCTにて腫大した虫垂と思われる構造物と周囲の炎症性変化を認めたため,腸回転異常症に併発した虫垂炎の診断で手術を行った. 急性腹症の診断に際しては,成人では稀であるが腸回転異常症を念頭に置くことが必要である.
Databáze: OpenAIRE