Laryngeal preservation surgery of hypopharyngeal carcinoma

Autor: Takashi Iino, Takao Saito, Atsushi Hatano, Kensuke Aoki, Yoshiyuki Hirazawa, Takakuni Kato, Katsuhiro Ishida, Yoichi Seino, Takanori Hama, Toshihito Suda
Rok vydání: 2010
Předmět:
Zdroj: Toukeibu Gan. 36:57-61
ISSN: 1881-8382
1349-5747
DOI: 10.5981/jjhnc.36.57
Popis: 2005年2月から2009年2月までの間に当科にて下咽頭部分切除術を施行した下咽頭扁平上皮がん16例について術後の臨床像,治療成績について検討した。病期分類ではstage I:2例,II:4例,III:3例,IVA:7例であり,亜部位別では,梨状陥凹(PS):7例,後壁(PW):6例,輪状後部(PC):1例,PS~PC:2例であった。手術は腫瘍切除後に遊離皮弁による再建術を施行し,全例,経口摂取,発声可能であった。再発は5例で認め,原発巣再発は1例,頸部リンパ節再発4例であり,再発治療として化学放射線治療を施行し,2例は救済不能であった。疾患特異的2年生存率は84%であり,stage IVAでは63%であった。下咽頭がんの喉頭温存治療として部分切除術は,発声・嚥下機能が良好であり,原発再発率(1/16例)が低く,一定の生存率を維持していることより,良い治療法の選択肢の一つであると示唆された。
Databáze: OpenAIRE