Color Difference between Teeth of Elderly People and Artificial Teeth
Autor: | Momoko Hishida |
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Rok vydání: | 2002 |
Předmět: | |
Zdroj: | Nihon Hotetsu Shika Gakkai Zasshi. 46:665-674 |
ISSN: | 1883-177X 0389-5386 |
DOI: | 10.2186/jjps.46.665 |
Popis: | 目的: 高齢者の歯の色調の加齢変化を解析し, さらに, 市販されている人工歯との色彩学的差異について明らかにすることを目的とした.方法: 健全な上顎前歯を有する高齢者69名 (男性38名, 女性31名, 平均年齢70.0±7.2歳) が研究に参加した. 中切歯と犬歯では歯頸部, 中央部および切縁部の3カ所, 側切歯では歯頸部と切縁部の21カ所について測定した. 人工歯については8種類, 51のシェードについて測定を行った. 歯の色調の加齢変化, および人工歯の色調の分布範囲から逸脱した色調の歯を有する被験者の割合について, 60-69歳のグループと, 70歳以上のグループで比較した.結果: L*, a*, b*の値は, ほとんどの測定部位において70歳以上のグループで小さくなり, a*では犬歯で, b*では側切歯, および犬歯で有意であった. 人工歯の色調の分布範囲から逸脱した測定値は, L*では全体の約24.0%, a*では約8.1%, またb*では約3.8%であった.L*では, すべての測定部位において, その割合が加齢により増加する傾向が認められた.結論: 高年層において, 加齢に伴い歯の色調の変化が生じることが観察された.人工歯の色調の分布範囲に含まれない色調の歯を有する被験者は, 加齢とともに増加する傾向が認められた. 本研究より, 歯の色調との調和を図るためには, L*については暗めで, a*については, やや赤みがかった色調を示す人工歯が必要であることが示唆された. |
Databáze: | OpenAIRE |
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