Two Cases of Numbness and Pain of Neuropathy due to ANCA-associated Vasculitis Successfully Treated with Ogikeishigomotsuto

Autor: Naotoshi Shibahara, Yutaka Shimada, Shinji Nakata, Kiyotaka Yagi, Hiroaki Hikiami, Hirozo Goto, Hiroshi Oka
Rok vydání: 2007
Předmět:
Zdroj: Kampo Medicine. 58:495-501
ISSN: 1882-756X
0287-4857
DOI: 10.3937/kampomed.58.495
Popis: ANCA (抗好中球細胞質抗体) 関連血管炎によるneuropathyに伴うしびれ・疼痛の2症例に黄耆桂枝五物湯が奏効した。1例目は高熱, 下肢に疼痛を伴う皮疹, 蛋白尿で発症した57歳の女性。ステロイド剤の投与により激しい疼痛は軽減したが, neuropathyによるしびれと疼痛が下肢に広範囲に残存した。そこで黄耆桂枝五物湯を投与したところ, 2週間で疼痛はほぼ消失し, しびれも半減し, ステロイド剤の減量も順調に行えた。2例目は発熱と筋痛で発症した82歳の女性。ステロイド剤の投与により上腕の筋痛は消失したが, 下腿から足底にかけてしびれが出現し歩行に支障をきたした。黄耆桂枝五物湯を処方したところ, 足が温まり, しびれの範囲が減少し歩行が可能となった。これらの症例から, ANCA関連血管炎のneuropathyによるしびれ・疼痛に対して, 黄耆桂枝五物湯が有効である可能性が示唆された。
Databáze: OpenAIRE