A case of impacted papilla minor stone in pancreas divisum successfully treated with endoscopic minor papillotomy

Autor: Satohiro Matsumoto, Masatoshi Ikeda, Takashi Ikeya, Toru Takamatsu, Yukio Yoshida, Hiroyuki Miyatani, Takaaki Iwaki, Masanori Fukunishi, Noriyoshi Sagihara, Kenichi Yamanaka, Shinya Ushimaru
Rok vydání: 2010
Předmět:
Zdroj: Suizo. 25:132-137
ISSN: 1881-2805
0913-0071
DOI: 10.2958/suizo.25.132
Popis: 症例54歳,男性.50歳時に肝機能障害を指摘されたが,膵炎発作の既往なし.嗜好歴は,缶ビール2本/日,焼酎水割5~6杯/日. 心窩部痛を主訴に近医受診.血液検査,腹部CTにて急性膵炎と診断され当院へ救急搬送となった.当院で施行した腹部CT所見で,膵管癒合不全,十二指腸副乳頭部での膵石嵌頓が疑われたため,同日緊急内視鏡検査を施行した.副乳頭からの造影にて尾部膵管までの背側膵管が独立して認められ,背側膵管は拡張し,内部に陰影欠損を認めた.内視鏡的副乳頭切開術後,経鼻膵管ドレナージを施行した.保存的治療で膵炎,背側膵管拡張は軽快し,陰影欠損は消失した.経過良好にて第36病日に退院し,16ヵ月後の現在まで膵炎の再発を認めていない. 膵管癒合不全において,膵石が副乳頭に嵌頓し慢性背側膵炎が増悪する例は稀であり,内視鏡的副乳頭切開術が膵炎の重症化を予防するうえで有効であったので報告する.
Databáze: OpenAIRE