Autor: Takayuki Nishigaki, Teruyuki Hayashi, Hiroshi Nishioka, Kotaro Yoshida, Koji Ogawa, Yuzo Takahashi, Yasunori Yamasaki, Hideki Yotsuida, Mai Kaneko, Ryoji Sada, Risako Miki
Rok vydání: 2007
Předmět:
Zdroj: Japanese journal of extra-corporeal technology. 34:287-290
ISSN: 1884-5452
0912-2664
DOI: 10.7130/hokkaidoshakai.34.287
Popis: 要旨無輸血手術を達成した30kg以下の先天性心疾患症例を、MUF施行群(M群、n=10)、MUF非施行群(N群、n=36)に分類し検討した。MUFの施行時間は9.6±3.0min、流量は12.5±8.5mL/min/kg、除水量は32.3±18.6mL/kgであった。M群においてMUF前後で収縮期血圧、拡張期血圧、ETCO2、Hb値はいずれも有意に上昇した。M群とN群でICU帰室時Hb値、術前Plt値、止血時間、出血量、挿管時間、ICU滞在期間において有意な差を認めなかった。また、ICU帰室時Plt値はM群が有意に低値を示した。これらから、無輸血を達成した先天性心疾患開心術におけるMUFは有用ではなかったと考えられる。この要因として、MUF回路増設による希釈率の増加、血液の異物接触面積の増加、体外循環時間の延長が挙げられる。今後これらシステムの問題点を改良した上で、更に検討する必要があ。
Databáze: OpenAIRE