A CASE OF SUCCESSFUL SURGICAL TREATMENT FOR INTRAHEPATIC PORTAL-LEFT HEPATIC VENOUS SHUNT
Autor: | Minoru Hotta, Yoshihisa Sekita, Michio Iida, Tetsuma Chiba, Akinori Miura, Shigeru Yamazaki |
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Rok vydání: | 2003 |
Předmět: | |
Zdroj: | Nihon Rinsho Geka Gakkai Zasshi (Journal of Japan Surgical Association). 64:2248-2251 |
ISSN: | 1882-5133 1345-2843 |
DOI: | 10.3919/jjsa.64.2248 |
Popis: | 症例は72歳,女性.平成9年12月意識混濁,異常行動あり当院入院,外来通院していた.平成13年10月28日かぜ症状と歩行時ふらつきが出現したため,外来受診.脳CTで明らかな異常所見を認めなかったが,血清アンモニア値は266umol/lと上昇,羽ばたき振戦を認め,精査加療目的にて入院となった.腹部血管造影検査やカラードプラ検査で門脈左枝から肝内門脈瘤を経由し左肝静脈に直接流入する短絡路を認め,平成14年1月7日,肝内門脈-左肝静脈短絡路の診断にて外科的結紮術を施行した.術後経過は良好,神経症状は消失し血清アンモニア値も正常化したため術後23日目に退院した.術中の肝生検は特発性門脈圧亢進症の診断であった.肝内門脈-肝静脈短絡路は比較的稀な疾患で,発生機序や診断,治療法など不明な点が多く,示唆に富む症例であると思われた. |
Databáze: | OpenAIRE |
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