Autor: |
Fusa, KOYANAGI, Yuriko, SASAKI, Tokie, TSUKADA |
Jazyk: |
japonština |
Rok vydání: |
2005 |
Předmět: |
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Zdroj: |
紀要 = The annual reports of studies. 27:25-32 |
ISSN: |
1348-3900 |
Popis: |
我々助産師の専門的業務の中で最も重要な業務は分娩介助である。同時に、出産後の母乳育児に大きく関与する乳房管理や授乳援助も専門的な技術を必要とする助産師の大切な業務である。本研究では母乳育児支援のうち授乳援助に焦点を当てて分析し母乳確立の要因としての助産師の関わり方について検索した。助産師が専門職として行なう仕事の主幹となる部分は分娩介助が第一に挙げられるが、これは単に出産を取り扱うと言うことだけでなく将来社会を構成する人間、つまりヒトという社会資源をこの世に送り出すという重要な役割を果たすことである。その意味において、助産師と母子との関わりは、子どもを生み出すところで終わるのではなく、より良い環境の中で子どもを育てていくための支援も当然含まれる。従って生まれてきた子どもにとって最も有益な母乳栄養を可能にするための専門的な関わりも子育てへの重要な援助支援であることは言うまでもない。本研究によって母乳育児を実現するために助産師が行なう専門的な「支援」という意味を再考し、より多くの母子が母乳育児を実現することへの示唆を得たので報告する。対象は平成13年1月から9月までの間に県内A病院にて出産し、本研究の趣旨や結果の公表に同意が得られた初産・経膣分娩の母子280組である。助産師が対象の母子に行った授乳援助の内容を産褥日数別、関わりの方法別に分析して母乳育児確立に至るまでの過程を経時的に追跡調査した。その結果、産褥日数との関係では産褥0日のカンガルーケアや分娩後2時間以内の直接哺乳と母乳育児確立との相関は不明確であったが (r=0.03) 分娩後早期に行われる直接哺乳援助のうち授乳援助に伴う個別的な指導との相関は有意に高く、人的環境因子としての助産師の関わりが効果的な成果を挙げるために不可欠であることが明らかになった。 |
Databáze: |
OpenAIRE |
Externí odkaz: |
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