Jazyk: |
japonština |
Rok vydání: |
2022 |
Předmět: |
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Zdroj: |
現代福祉研究 = THE BULLETIN OF THE FACULTY OF SOCIAL POLICY AND ADMINISTRATION : Reviewing Research and Practice for Human and Social Well-being : GENDAIFUKUSHI KENKYU. 22:25-52 |
ISSN: |
1346-3349 |
Popis: |
本稿では、ネパール大震災の復興過程で新型コロナ感染拡大に襲われた人びとが、その困難にどのように対応しているのかを、感染拡大直後から継続してきたオンラインによるミーティングや共同調査などを通して考察した。100年に一度とも言われる災禍に重ねて見舞われたパタン市I地区では、日常を回復しつつ新たな生活を立て直すとともに、高齢者をとりまく多様なアクターが相互に討論の場を設け、他に開かれた新たなコミュニティを創造しつつある。そこでは歴史、宗教、文化を通してコミュニティに埋め込まれてきたケア(sewa、dan)が、多様な人やモノや出来事を包摂しつつ、する/されるという一方向的な関係を溶解しながら再創造され続けている。こうした小さなコミュニティの経験は、そこに暮らす人びとがより良く生きる場を提供するというだけでなく、超高齢社会日本におけるポストコロナ社会の在り方、社会構想に多くのヒントを与えてくれるだろう。 |
Databáze: |
OpenAIRE |
Externí odkaz: |
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