気象日記と観測データを用いた気象解析の例

Jazyk: japonština
Rok vydání: 2023
Předmět:
Zdroj: 教育研究実践報告誌. 6(2):35-40
ISSN: 2436-0112
Popis: 気象日記(日々の気象の変化を記述した日記における気象の変化が観測された気象データにどのように現れているのか,日記の記述で重視すべき点を示しつつ検討した。2022年11月末から12月はじめまでの筆者による気象日記に記述された秋から冬の変わり目における「寒くなってきた」という体感による気象の変化を,筆者の自宅で観測された気温のデータを用いて詳細に解析できることを示した。気象日記の記述で重視すべき点として比較の観点(昨日より暑い,ここ数日で一番寒い,去年の今頃より寒い,等)と体感の程度をより具体的に示す表現(「寒い」という表現に「手がかじかむ」などの記述を加える,等を指摘しこれらの点をふまえた記述を含む気象日記と気温観測データを組み合わせて解析することにより,体感という「主観」と観測データという「客観」の両面から気象に対する興味と関心,意欲を高めつつ気象の理解を深めることができる。
Databáze: OpenAIRE