Analysis of delayed and long-sustained brain activity after the acupuncture stimulation by independent component analysis

Autor: Murase, Tomokazu, Higuchi, Toshihiro
Jazyk: japonština
Rok vydání: 2013
Předmět:
Zdroj: 明治国際医療大学誌. (8):13-22
ISSN: 1884-1414
Popis: 【背景・目的】fMRI(functional MRI)の研究の多くは脳活動変化の予測に合致した領域を抽出する一般線型モデル(general linear model:GLM)解析を用いて行われている.しかし近年,GLM解析による鍼刺激のfMRIでは統計エラーによって十分な脳活動が検出出来ないと報告された.そこで今回我々は,脳活動の予測を必要としない独立成分分析法(independent component analysis:ICA)を用いて鍼刺激に伴う脳活動の活動領域と経時信号変化を調べた.【対象・方法】健常被検者26名(20~33歳,右利き)を鍼刺激群13名と偽鍼刺激群13名の二群に分け,それぞれ右合谷への刺激を行ってfMRIを測定し,ICA解析を行った.刺激に関連した脳活動の経時信号変化から各刺激に伴う脳活動の持続時間の長さを推定した.【結果・考察】鍼刺激は体性感覚野のみの活動であった偽鍼刺激に比べ,痛み関連領域にも活動が観察され,刺激に伴う脳活動の持続時間が長かった.ICAを用いる事で,痛み関連の広い領域で鍼刺激後も長く持続する脳活動を検出できた.(著者抄録)
Databáze: OpenAIRE