A case of intraductal papillary mucinous carcinoma of the pancreas: difficulty in selecting surgical procedure

Autor: Junji Komori, Akira Mituyoshi, Masazumi Zaima, Nobuhiko Shinkura, Masahisa Kyougoku
Rok vydání: 2008
Předmět:
Zdroj: Suizo. 23:519-524
ISSN: 1881-2805
0913-0071
DOI: 10.2958/suizo.23.519
Popis: われわれは術式選択に苦慮したIPMTの1症例を経験した.73歳男性,腹痛を主訴に入院した.主膵管型IPMTと診断し,幽門輪温存膵頭十二指腸切除術を施行し,膵胃吻合を選択した.結果的に膵管内圧亢進に起因すると思われる膵炎を発症し,異時性に残膵全摘を行った.初回手術時の病理所見で主膵管にIPMAを認めた.再手術時の残膵の膵管内全体にIPMTを認め,一部癌化しており,IPMCと診断された.われわれの症例から全膵におよぶ主膵管拡張を伴う主膵管型IPMTは発見時に膵管のどこかに癌化した部分(IPMC)が存在している可能性が強く示唆され,膵全摘の適応があることが示唆された.
Databáze: OpenAIRE