A Case Report of Early Esophageal Adenoacanthoma

Autor: Yoshihiko Furuya, Yoshiki Horita, Takeshi Yamasaki, Yukio Tagashira, Yasutomo Azumi
Rok vydání: 1992
Předmět:
Zdroj: The Japanese Journal of Gastroenterological Surgery. 25:1989-1993
ISSN: 1348-9372
0386-9768
DOI: 10.5833/jjgs.25.1989
Popis: 食道癌はほとんどが扁平上皮癌であるが, 今回われわれは中部食道に原発した早期腺表皮癌の1例を経験したので, 文献的考察を加え報告する.症例は59歳の女性で, 嚥下障害を主訴として来院.食道透視でImに長径4.5cm, 鋸歯型の陰影欠損を認め, 内視鏡下生検で食道腺表皮癌と診断し, 30Gyの術前照射ののち胸部食道亜全摘術を施行した.切除標本では食道胃接合線より8cm口側に2.3×1.3cmのやや不整形の陥凹性病変を認めた.病理組織学的には腫瘍は潰瘍部分を中心に扁平上皮癌細胞の増生を認め, 一部に腺癌部分がみられ, 両構成成分の間の境界は明瞭であった.深達度は粘膜下層までで, 両者とも術前照射による変性を中程度伴っており, 放射線の効果判定はEf2であった.sm, n0, M0, Pl0, R-stage 0で, 原発性早期食道腺表皮癌と診断した.
Databáze: OpenAIRE