Lung Adenocarcinoma With Stromal Ossification

Autor: Kenichi Atarashi, Hiroyuki Izumi, Makoto Sunamori, Naohiro Shinohara, Hiroshi Hosoda
Rok vydání: 2002
Předmět:
Zdroj: Haigan. 42:51-54
ISSN: 1348-9992
0386-9628
DOI: 10.2482/haigan.42.51
Popis: 背景.今回われわれは, 術前より病巣内に小石灰化を認めた原発性肺腺癌切除例の病巣内に骨形成を認めた症例を経験した.症例.66歳の男性で人間ドックの際に胃透視レントゲン検査で, 右肺底部背側の異常陰影を指摘され精査の後手術となった. 手術は右下葉切除と2群リンパ節の郭清を行い, 術後経過は良好である.結論.術後の病理組織像で, 腺癌の病巣中心部の間質に, 骨の形成を認めた.肺癌の細胞はTransforming growth factor beta (TGF-beta) ス-パ-ファミリ-に属するBone morphogenetic protein 2 (BMP2) が, 肺癌病巣の一部の細胞において陽性であった. 肺腺癌の骨形成は報告がまれであり, 本症例では, 骨新生の機転に対して, 癌細胞から産生された細胞増殖因子の関与している可能性が示唆された.
Databáze: OpenAIRE