Phlegmonous Enterocolitis with Septicemia. Report of a Case
Autor: | Kohji Miyazaki, Seji Sato, Takahiro Hamamoto, Atsushi Hagiwara, Yuji Nakafusa |
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Rok vydání: | 2003 |
Předmět: | |
Zdroj: | Nihon Rinsho Geka Gakkai Zasshi (Journal of Japan Surgical Association). 64:126-130 |
ISSN: | 1882-5133 1345-2843 |
DOI: | 10.3919/jjsa.64.126 |
Popis: | 症例は62歳,男性で10年前よりB型肝炎による肝硬変にて加療中であった. 2001年2月25日,発熱を伴う腹痛が出現し,翌日当院を受診した.腹部全体に筋性防御と反跳圧痛を認め,腹部CT検査では上行結腸の著明な壁肥厚がみられたので同日,緊急手術を施行した.腹腔内全体に膿性腹水を認め,盲腸から肝彎曲部にかけての結腸は暗赤色調を呈し,壁肥厚が著明であった.右半結腸切除術・回腸人工肛門造設術・腹腔内洗浄ドレナージ術を行った.術直後より敗血症性ショックの状態となったため,エンドトキシン吸着療法(PMX)を開始し, PMX施行中より体温,血圧などは改善傾向を認めた.全身状態は徐々に改善して術後3カ月目に退院した.手術時の血液,腹水の細菌培養より大腸菌が検出され,切除標本の病理組織学的診断は蜂窩織炎性結腸炎であった.救命報告の少ない重症化した蜂窩織炎性結腸炎であっても,病変部腸管切除と集中治療により救命しえると考えられた. |
Databáze: | OpenAIRE |
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