Time-course of iPTH after operation for advanced pharyngolaryngeal cancer

Autor: Munenaga Nakamizo, Shunta Inai, Chika Ozu, Toshiaki Yagi, Kazuhiko Yokoshima, Atsuko Sakanushi
Rok vydání: 2007
Předmět:
Zdroj: Toukeibu Gan. 33:499-502
ISSN: 1881-8382
1349-5747
DOI: 10.5981/jjhnc.33.499
Popis: 喉頭・下咽頭進行癌に対する手術で副甲状腺を温存し,機能温存に成功した症例では術直後に行っているカルシウム補正を中止する判断が必要になる。しかし,どのタイミングでそれが可能かは不明である。今回はその判断基準を明らかにするために研究を行った。喉頭全摘出術以上の原発巣切除と両側頸部郭清術を行い,健側副甲状腺を温存した10例を対象に,術後iPTH値の推移を調査した。iPTH測定は術前,術中,術直後,術後1日,3日,1週,2週,1ヶ月,3ヶ月に行った。10例中9例で副甲状腺機能温存が可能であった。それら9例のiPTH値は術前に比べ術中から有意に低下し,1週間以内に最低値となった。また,術後2週間で有意に上昇した。この結果は,術後2週間の時点でのiPTH値が術後一時的に必要なカルシウム補正を中止する判断の目安になる可能性を示唆すると考えられた。
Databáze: OpenAIRE