Studies on the correlation between autoantibodies and lymphocyte tests in liver diseases

Autor: Takao Morito, Shuko Suzuki, Minoru Nanamiya, Susumu Watanabe, Hiroshi Yoshida, Naoe Yoshida, Reiji Kasukawa, Morihiro Ohara
Rok vydání: 1980
Předmět:
Zdroj: Kanzo. 21:1145-1155
ISSN: 1881-3593
0451-4203
DOI: 10.2957/kanzo.21.1145
Popis: 各種肝疾患患者血清中の自己抗体と,末梢血リンパ球の亜分画,およびMitogen刺激によるリンパ球幼若化反応を検索し,自己抗体の出現とリンパ球亜分画,およびリンパ球幼若化反応との関連を検討した.肝疾患全体では,自己抗体陽性群と陰性群との間で各リンパ球亜分画および,リンパ球幼若化反応に有意差は認められなかった.しかし疾患別にみてみると,慢性肝炎ではT細胞の率は自己抗体陽性群で有意の高値を示した.急性肝炎ではPHA刺激によるリンパ球幼若化反応は自己抗体陽性群で有意の低値を示した.また肝疾患全体で,T細胞の率とPHA刺激によるリンパ球幼若化反応との間に自己抗体陽性群で有意の正相関を認めた.またT細胞の率とCon A刺激によるリンパ球幼若化反応の間に自己抗体陰性群で有意の正相関を認めた.以上の成績から,肝疾患における自己抗体の産生にヘルパーおよびサプレッサーT細胞の共同作用が強く関与していることが推察された.
Databáze: OpenAIRE