Efficacy of Daio for Liver Cirrhosis with Hepatic Encephalopathy
Autor: | Kumi Higasa |
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Rok vydání: | 1994 |
Předmět: | |
Zdroj: | Kampo Medicine. 45:393-399 |
ISSN: | 1882-756X 0287-4857 |
DOI: | 10.3937/kampomed.45.393 |
Popis: | 肝性脳症を示した肝硬変に対して, 大黄を中心とした漢方治療で, 症状の改善が見られた2症例を経験した。症例1は54歳, 女性。肝硬変, 及び慢性腎炎により腹水を発現して来院した。分消湯血鼓加減を投与して, 腹水は消失したが, その後に便秘と共に意識レベルが低下し, 高アンモニア血症を認めた。分消湯血鼓加減に大黄を徐々に10gまで投与したところ, 便秘が改善し, 意識レベルの正常化を認めた。症例2は68歳, 女性。肝硬変に高血圧を合併したが, 強いふらつき感とともに高アンモニア血症を認めた。七物降下湯15gとともに大黄末を5gまで徐々に増量するに比例してアンモニア値が低下した。上記2例とも大黄の増量で血中アンモニアは低下したが, アミノ酸組成には影響を与えなかった。大黄には潟下作用や腸内細菌への抗菌作用により, 間接的にアンモニアを低下させるとともに, 直接的にもアンモニア低下作用があると考えられる。また大黄の鎮静作用も脳症状の改善に作用していると考えられる。 |
Databáze: | OpenAIRE |
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