Pathomorphological studies on hepatocellular carcinoma

Autor: Kiyoharu Kawabata
Rok vydání: 1980
Předmět:
Zdroj: Kanzo. 21:203-215
ISSN: 1881-3593
0451-4203
DOI: 10.2957/kanzo.21.203
Popis: 過去4年8ヵ月間に剖検された肝細胞癌(HCC)154例中,血行性転移よりもリンパ節転移が目立ち,転移のためリンパ節がるいるいと腫大した12例につき臨床病理学的検討を行った.リンパ節転移部位は膵頭部12例,肝門部9例,腹部大動脈周囲8例と腹腔内に多く,頚部リンパ節転移は3例にみられた.教室肝癌肉眼分類にあわせて本症をみると浸潤型(I型)4例,多結節型(III型)1例,混合型(IV型)7例で,浸潤性の発育をするI型,IV型に多く,いずれの症例も癌細胞は肝被膜直下まで発育していた.HCCの組織像はEdmondsonの分類でgradeII5例,grade II~III 2例,grade III 4例,grade IV 例であった.リンパ節内における癌の組織像は癌胞巣を形成するA型(島細胞型)と,びまん性に発育するB型(遊離細胞型)に大別出来る.後者は前者に比べ早期にリンパ節をびまん性に占拠し予後も悪い.Immunoperoxidase immunostain (PAP法)によるリンパ節転移巣における癌細胞についてAFP及びAlbumin陽性癌細胞の分布を調べると,Albumin陽性癌細胞は11例中9例(81.8%)にみられた.
Databáze: OpenAIRE