The Relationship between Pulse Wave Velocity and Serum Inflammatory Markers among Healthy Adults in a Community

Autor: Masahiko Kurabayashi, Yukiko Miyazaki, Toshiaki Kogure, Jun'ichi Tamura, Kumiko Sato, Hiroko Sato, Hironosuke Sakamoto, Ayami Hoshino, Mahito Sato, Yoshie Sawada
Rok vydání: 2006
Předmět:
Zdroj: The Kitakanto Medical Journal. 56:201-206
ISSN: 1881-1191
1343-2826
DOI: 10.2974/kmj.56.201
Popis: 【目 的】 動脈硬化症では, 脈波速度 (PWV) は増大し, 高感度CRP (hsCRP) やインターロイキン6 (IL-6) 等の炎症マーカーも高値を示す. 本研究では, 健康な地域住民において, PWVと炎症マーカーとの関連性を検討した. 【対象と方法】 対象は, 2003年8月から2004年1月までに群馬県吉岡町の健康相談に参加した地域住民109名であった. 動脈硬化の進展度を反映する上腕―足首PWV (baPWV) を計測するとともに, hsCRP, IL-6の血中濃度を測定し, baPWVと炎症マーカーの相関関係の有無を検討した. 【結 果】 baPWVは, hsCRP及びIL-6との間に有意な正の相関を示した. また, baPWVが13.7 m/sec以上の参加者ではIL-6が有意に高値であった. 【結 語】 健常人においても血管壁の炎症が潜在的な動脈硬化を惹起する可能性が示唆された. IL-6は初期段階の動脈硬化の予知に有用と思われた.
Databáze: OpenAIRE